東京にて
2016/4/8(金)
所属している建築家協会保存問題委員会の会議があり上京。
中央線千駄ヶ谷駅下車、徒歩15分程で通称キラー通りの建築家会館に到着です。この15分が興味深いのです。
千駄ヶ谷駅を下り、真正面に構える東京都体育館前広場(写真1)を通過すると今話題の国立競技場を真正面に通過です。現在は解体の工事もほぼ終わり、白い仮囲いに覆われています。(写真2)
解体前のかつての国立競技場は緑に覆われてしっくりと周囲になじんでいた頃の面影は今はもうありません。あのザハ・ハディトの案が出来るとどうなるんだろうとイメージを膨らませたものです。確かにスポーツとしての、オリンピックの中心施設としての力強さや求心性はあるとは思うのですが……そして今はもう一度仕切り直しですね。
キラー通りの建築家会館を少し過ぎると、建築家 東孝光 の名作「塔の家」がります。(写真3)わずか6坪の敷地に建てた都市型住居のはしりです。今では周囲の高い建築物に囲われ、そこの住民も2代目になっていますが、その存在感は今も少しも変わりはありません。住宅づくりのひとつの原点だと思っています。
そうそう、このキラー通りにカレー専門店キーリーがあります。美味しいので時々立ち寄ります。自分でつくったカレーの次に美味しいです。
(写真1)
(写真2)
(写真3)